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星
の王子さま
朗
読：ねいねい
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【前回提要】01-プロローグ（序曲）
日文版
「僕」は小さなころは画家を目指していた。ある日、象を飲み込んだ大蛇ボアの絵を描いて、大人たちに見せた。しかし、大人たちはその絵がなんなのか理解してくれなかった。説明されなければ理解できない大人たちは、「僕」に対してそんな絵を描くことよりも、算数や地理の勉強をしろと言った。結局、「僕」は画家になるという夢を諦めて、誰にも心を開かずに飛行士という道に進んだ。
中文版
“我”小时候梦想成为一个画家。有一天，“我”画了一幅蟒蛇吞食大象的画，拿给大人们看。但是，大人们没有明白那幅画画的是什么。不听解释就理解不了的大人们跟“我”说，与其画那种画，不如去学习数学或地理。结果，“我”放弃了画家梦，对所有人都紧闭心门，当上了一名飞行员。
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02-羊(1)
こうして僕は、六年前、サハラ砂漠さばくで飛行機が故障するまで、心を許して話せる相手に出会うこともなく、一人で生きてきた。
就这样，直到六年前在撒哈拉沙漠的那次飞机事故，我仍然没有遇到一个可以交心的朋友，一个人孤独的生活着。
飛行機は、エンジンのどこかが壊れていた。整備士せいびしも乗客も乗せていなかったので、僕は難しい修理の仕事を一人でやり遂とげるしかなかった。死活しかつ問題だった。飲み水は一週間分あるかないかだった。
飞机发动机的什么地方坏了。飞机上没修理师也没乘客，因此我只好试图独自完成这个困难的维修工作。这对我事关生死。我随身带的水都不知道够不够支撑一星期。
最初の夜、僕は人の住む場所から千マイルも離れた砂すなの上で眠ねむった。大海原おおうなばらを筏いかだで漂流ひょうりゅうする遭難者そうなんしゃより、ずっと孤独こどくだった。だから、夜明よあけに小さな可愛かわいらしい声で起こされた時、僕がどんなに驚いたか想像してみてほしい。その声は、こう言った。
那天晚上我就睡在这千百里外渺无人烟的沙子上。这种感觉比撑着小木筏漂流大海上遇难的人还要孤独。所以，当黎明时候被一个小小的可爱的声音叫醒的时候，你可以想象我有多么的吃惊。那个声音这样说道：
「お願い、羊の絵を描いて。」
“请给我画一只羊，好吗？”
「え？」
“什么？”
「羊を描いて。」
“帮我画一只羊吧。”
雷かみなりに打うたれたみたいに飛とび起おきると、目を擦こすって辺あたりを見回した。そこには、とても不思議な子供が一人いて、僕を真剣しんけんに見つめていた。
我仿佛被雷击中了一样跳了起来，揉揉眼睛环视四周。发现旁边有一个不可思议的小孩子，正认真的盯着我看。
僕は突然現あらわれたその子供を目を丸くして見つめた。何度も言うけれど、人の住む所から千マイルも離れていたのだ。しかしその子は、道に迷っているようには見えなかった。疲つかれや飢うえや渇かわきで死にそうになっているようにも、怖こわがっているようにも見えなかった。人の住む所から千マイルも離れた砂漠の真まん中なかにいながら、途方とほうに暮くれた迷子まいごと言った様子は少しもなかったのだ。
我瞪大了眼睛打量着这个突然出现的小家伙。虽然说过好几次了，这可是千百里外渺无人烟的沙漠啊。但那个小家伙怎么看都不像是迷路了。既看不出因疲劳、饥饿、口渴而要死的样子，也看不出害怕。在这千百里外渺无人烟的沙漠的正中央，他完全不像迷路的小孩子.
ようやく口が聞けるようになると、僕はその子に尋たずねた。
好不容易反应过来，我马上问他：
「君は、こんな所で何をしているの？」
“你在这里做什么？”
しかしその子はとても大切なことのように、静かに繰り返すだけ。
但是那小家伙好像是有很重要的事似的，只是静静的重复着：
「お願い、羊の絵を描いて。」
“请你帮我画一只羊吧。”
馬鹿げた話だが、人の住む所から千マイルも離れて、死の危険に曝さらされているというのに、僕はその子に言われるままに、ポケットから一枚の紙切かみきれと万年筆まんねんひつを取り出していた。だけどそこで、僕が一生懸命勉強してきたのは地理と歴史と算数と文法だけだったことを思い出して、少し不機嫌ふきげんになりながら、絵は描けないんだと、その子に言った。
也许你会认为我脑子有问题。在这千百里外渺无人烟的沙漠中，明明死亡正在逼近，我却按照那个小孩子说的那样，从口袋里拿出了一张纸和一支钢笔。那时，我又突然意识到一直以来我拼命学的只有地理、历史、数学和语法，就有点不大高兴地对小家伙说我不会画画。
「そんなの構わないよ。羊を描いて。」
“没关系的，帮我画一只羊吧 。”
僕は羊の絵なんか描いたことがなかったので、自分に描けるたった二つの絵のうちの一つを描いてあげた。ボアの外側の絵だ。
因为我从来没有画过羊，就画了我能画的那两张画中的一张。是那张巨蟒的侧面像。
その時男の子がこういうのを聞いて、僕はビックリした。
而这个小家伙接下来的话让我惊呆了。
「違う違う。ボアに飲み込まれた象なんて要らないよ。ボアはとっても危険だし、象はけっこう場所塞ふさぎだから。僕の所はとっても小さいんだ。ほしいのは羊。羊を描いて。」
“不对不对，我没说要大蟒蛇吞大象啊。大蟒蛇太危险了，大象又太占地方。我住的地方小着呢。我只想要羊。给我画一只羊吧。”
そこで僕は、羊を描いた。
于是，我就给他画了只羊。
「んー、ダメだよ。この羊はひどい病気だ。違うのを描いて。」
“嗯——不行啊，这只羊病怏怏的。再画一只吧。”
僕は描き直した。
我重新画了一只。
男の子は僕を気遣きづかって、優しく微笑ほほえんだ。
小男孩似乎怕我生气，温柔的笑了。
「よく見て、これは羊じゃないでしょう。雄羊おひつじだよね。角つのがあるもの。」
“你仔细看看，这好象不是小羊吧。是山羊哦，头上长角的。”
そこで僕はまた描き直した。
于是我又重新画了一张。
けれどそれも前の二つと同じように拒絶きょぜつされた。
但这幅画同前两幅一样又被拒绝了。
「この羊は年を取りすぎてるよ。僕、長生きする羊がほしいの。」
“这只羊太老了。我想要一个能活的久的。”
我慢も限界に近づいていた。修理を始めなければと焦あせっていた。僕は、ざっと描きなぐった絵を男の子に投なげ渡わたした。
我已经忍耐到了极限。因为着急检修发动机，我随便画了几笔就把画扔给了他。
「これは羊の箱だ。君が欲しがっている羊はこの中にいるよ。」
“这是用来装小羊的箱子。你想要的小羊就在里面。”
すると驚おどろいたことに、この小さな審査員しんさいんの顔が、ぱっと輝かがやいたのだ。
让人吃惊的是，这个小小审查员的脸一下子亮起来了似的。
「ぴったりだよ。僕がほしかったのは、この羊さ。ねえ、この羊、草をいっぱい食べるかな？」
“太完美了，这就是我要的小羊啊。喂，这只羊会不会吃很多草啊？”
「どうして？」
“为什么这样问？”
「僕の所はとっても小さいから。」
“因为我住的地方很小啊。”
「大丈夫だよ。君にあげたのはとっても小さな羊だからね。」
“放心吧，我送给你的也是很小的羊。”
「そんなに小さくないよ。あれ、羊は寝ちゃったみたい。」
“哪有很小啊。啊，羊好像睡着了。”
こうして僕は、この小さな王子さまと知り合いになった。
就这样，我认识了小王子。
【次回予告】02-羊(2)
やりとりをしている間に、その不思議で小さな王子さまについて知っていくことになる。まず、王子さまが地球の外側にある星からやってきたこと。次に、王子さまの故郷の星は１軒の家よりほんの少し大きいぐらいでしかないこと……
交谈中，“我”渐渐了解那个不可思议的小王子。首先，小王子是从地球外的某个星球来的。然后，小王子家乡所在的星球大概只比一座房子大那么一点……
主播：ねいねい小编：草微
