去年の秋、全国5つの会場で行われたイベント、「FM FESTIVAL 2018 未来授業 ぼくらの時代の生存戦略」。今週は、この一環として、大分会場で行われた特別公開授業の模様をお届けします。聞き手は、「SCHOOL OF ROOK」のとーやま校長。
高校生の時のバイクによって、車いすでの生活を余儀なくされた廣道さんは、そこから車いすスポーツに目覚め、400メートル、800メートル、5000メートルで日本記録を更新するなど、日本を代表する選手に成長。パラリンピックには4度出場し、シドニーでは銀メダル、アテネでは銅メダルを獲得しています。
16歳で事故に遭い、17歳でアスリートの道へ。パラリンピックにも4度出場を果たし、念願だった“プロ・アスリート”にもなった廣道さんですが、そんな道のりがあるからこそ、夢を語る時には必ず口にする言葉があるといいます。
未来授業4時間目、テーマは・・・『大事なのは、常に「今」』。
—まあ、先の話を、目標を持っているっていうのは、すごく大事なことではあるんですけどね。やぱり、常に「今」なんですよ。事故した時も、「今日、おれ、事故をするかもって思って、バイクに乗っていうわけじゃないし、あの時に死んていだら、未来はもうそこで、終わってたわけですよ。だから、人間って、必ず最後で死んでしまうし、「死」というものがいつ来るかって分からんというなかで、みんながこのように生まれて生きてで、じゃ、毎日、「今日死んちゃうか」と思って、生きていたら、今日、死ぬかもしれないから、これやっておこう、あれやっておこうって、いっぱい、いっぱい詰め込んで、今日精一杯を一日やりますね。
そして、朝起きた時に目覚めたら、「あ!今日も一日あるなあ!ラッキ!」それでまた一日精一杯やって、、、ていうことを繰り返していて、もし、死なずにずっとこれが二十年、三十年で続いてくれたら、毎日めっちゃ楽しいなあと思うですよ。「今、そんなに頑張れないけど、五年後頑張るもんかおか、十年後こうなりたいと思って、今やってない人は絶対五年先、十年先そうなっていないですよ。なかなかね、普通に言っていたら、「自分が死ぬかもしれない」って思われへんなんだけど(思われへん=思われない)、やっぱり、常にそういう思いの中、みんなほんま思ってとかだめやのに、絶対死なないって、どこかみんなでね、そういう勘違いをしてしまうのです(这句话的意思是:大家都不会想,也许有天我会死。所以,在这种想法中,大家一般不会正经地考虑死亡这件事,所以大家或多或少地认为:我绝对不会死的,这其实是一种误解)。「絶対病気にならない、絶対死なない、自分は大丈夫」ってみんな思って、たまに、それ自分に起こったりするですけど、その時、めちゃくちゃ後悔するわけです。(大家都认为:我绝对不会生病的,绝对不会死的,要是生病死亡偶然发生在自己身上,那个时候肠子都悔青了)
—その思いがあると、やることも違うし、同じことでも、気持ちの入り方も違うから、結果も多分変わるだろうしね。
—やっと思うんですよね。「今日しかない」って思ってやるのと、「今日ちょっと、そんな気になれへんから」(我今天没那个心情)っていう後回しにすると、明日も後回しにできるし、本当には、僕は毎日、毎日ね、「あ~、あの時、死んだはずの人間がこうやって生きていけるや」、こんな幸せなことないなあ」、死にたくないけど、いつ死んでもいいように生きようと思って、毎日、暮らしていますね。
—今の言葉はこう、今日の場に集めてくるみんな、そして、放送を聞いてくださるみなさんに向けての言葉じゃないですか、広道さん、その、アスリートとしての未来、どのようにお考えでしょうか
—そうですね、もうこのね、パラの世界がやっぱりなかなか「へえ、日本でやるのに、大丈夫?」っていうぐらい盛り上がってないとすごく感じているとと同時に、いろんな企業のみなさんは、東京に向けて、各競技団体にどんどんスポンサーがついてきて、パラの世界の条件はめちゃくちゃよくなったって言っているんです。でも、じゃ、東京で終わったら、しゅんーと(这里应该是指拟声词,呼啦一下子)飛んだおして(这个次没有查到,根据句子意思判断,应该表示跑光了,飞走了)、認知でもそこまで上がらんかった、スポンサーも全体して離れていたら、競技を続ける選手はおらん(いない)ようになるじゃないかっていうふうに思ってて、ただ、僕は2020は選手として、5回目のパラリンピックでいう出場を選手として行ってあかんという思いも強いですし、それが、終わったら、みなしゅーんとなった後も、もう絶対パリも決まっているし、ロサンゼルスも決まっているんで、その辺ぐらいまでは、絶対やめずに走りつつけなあかんなあと思うんですね。
で、今、元世界記録の保持者はハインツっていう選手は今60歳なんですよ。60歳で、また先頭集団(第一梯队)でね、マラソン走っているんですよ。ついこの9月ね、ベルリンマラソンがあって、日本のトップ選手が7人ベルリンに行ってですよ。ハインツ・フライ、7位ですよ。日本人で60歳のハインツに勝った選手、大阪の西田という一人だけなんですよ。後6人、全員60歳に負けて帰ってきたんですよ。だからね、彼は証明しているから、僕、最初に言いましたけど、人がやっていることが自分もできる。常にそうやって生きたんで、ハインツもできるんやから、おれもやらないのかと思っているんですよ。
这集是这期里最有分量的一集。蓝色字体是我觉得说的很好的话。可能因为是残奥会选手,所以这种鸡汤话即使由他来讲,也不会反感,反而觉得很有力量。种一棵树最好的时间是十年前,其次就是现在。那些看着别人成功,想着这有什么了不起,我要是努力下一定能比他更好的人,永远得不到自己想要的。